【楽天】青山、今季初の1軍合流 ブルペンから悪い流れ断つ

◆楽天―ロッテ=雨天中止=(24日・楽天生命パーク宮城)

 楽天の青山浩二投手(34)が24日、今季1軍初合流。降雨のため、ロッテ戦(楽天生命)が中止となり、登録は見送られたが、25日に昇格する予定だ。ここまで借金8と波に乗れないチームに、通算500試合登板を誇るベテランが落ち着きをもたらす。

 満を持して1軍の舞台に戻ってきた。ファームでは7試合に登板し1勝0敗、防御率1・29。チェンジアップ、カットボール、縦スラなど球種も増えたが「真っすぐが良くなってきているから、そこは手応えがある。低めに、思った高さにいくようになってきた」とうなずいた。

 刺激を受ける対戦もあった。19日のイースタン・リーグ日本ハム戦(森林どり泉)、延長10回2死二、三塁で清宮を迎えた。ファウルで粘られたが、14球目のフォークで左飛。その翌日に清宮が、2軍でのプロ初本塁打を放ったこともあり「いい練習相手になったんじゃないですか」と笑ったが、「そこから状態は上がってます」と自信ものぞかせた。

 チーム状態については「かみ合っていないな、と。流れが悪い」と、我慢のときであることを強調。「いけと言われたところでいくだけ。結果を出して、より多く投げられるようにしたい」と話した右腕が、ブルペンからチームに安心感を与える。(山口 泰史)

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