<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 全てが凝縮されている、重みのある言葉だった。楽天久保は「また野球が出来る。契約してもらえる。本当に、そこですね。楽しくやっていきたい」と満面の笑みで話した。5日に支配下登録された。昨季からテスト入団で楽天に加わるも、9月に「右第4、5手血流低下」と診断され、同10月に戦力外を受けた。今季は育成選手として再出発。プロ16年目のベテランは故障を完治させ、背番号「091」から「91」を勝ち取った。

【写真】笑顔でランニングする楽天久保

 松坂世代の37歳。巨人時代に同僚だったBC栃木・村田の話題になると、さらに言葉に力を込めた。

 久保 良かったですよね。もちろん彼らの活躍が刺激になるし、野球が出来ることの幸せというものを感じますよね。

 ともに第一線でやってきた間柄だからこそ、分かるものがある。そんな表情だった。「僕らも、もう若くないので。明るく元気に頑張りたい」と続けた。既に現役を引退した元ヤクルト新垣、元日本ハム多田野などもいれば、久保や村田、ソフトバンク和田のように現役を続ける選手も多数いる。

 限りある時間。1日、1日の過ごし方が、未来を左右する。そんなことを考えさせられる言葉だった。【楽天担当 栗田尚樹】