◆ソフトバンク4―6楽天(25日・福岡ヤフオクドーム)

 侍ジャパン・稲葉篤紀監督(45)の12球団視察第2弾はソフトバンク―楽天戦(ヤフオクD)。国際舞台で切り札になるリリーフ左腕に着目した。侍組の楽天・松井の現状はどう映ったか。

 8回から登板した松井は1死後、中村晃を二ゴロ、柳田との侍対決を空振り三振で制した。今年は不調で守護神からセットアッパーに配置転換されたが、稲葉監督は「悪い時にどうするかが大事。ソフトバンクの左の2人をしっかり抑えられた」と復調ぶりを見届けた。

 11月の日米野球に加え、10月のU―23W杯(ニカラグア)でも指揮を執る。「監督経験が重要。投手交代だったり、自分自身の勉強をしたい」と試合中盤以降の継投を主眼に置く。「大王」の異名を取る台湾・ラミゴの王柏融(ワン・ボーロン)ら「アジアには左の強打者が多い」。ベンチ入りが24人に限られそうな五輪では、「左のリリーフは重要になってくる」。イニング途中からもOKな救援専門の左キラーが、アジア勢撃破のカギを握る。

 22歳で実績もある松井にかかる期待は大きい。楽天勢では変則サイドの高梨も貴重なワンポイントで食い込む余地がある。