ソフトバンク4―3楽天(26日、福岡ヤフオクドーム)

 楽天・則本昂大投手(27)が今季最多12三振を奪うなど125球の力投で8回完投も、9安打4失点と粘れずに4敗目を喫した。

 「(状態は)悪くなかったのでもったいなかった」と則本。球数が120球を超えた8回2死から松田に対して今季最速となる156キロの直球を投げ込むなど、140キロ前後のスライダーもおもしろいように決まり三振の山を築いた。だが、打線が同点に追いついた直後の8回に先頭の柳田にソロ本塁打を被弾。内角高めのスライダーで詰まらせながらも、バックスクリーンに運ばれ「詰まってはいたけど、高かったので運ばれたと思う」と猛省した。

 梨田監督も「いいピッチングをしたけどね。状態はよかったと思う。そういうときに勝たせてあげられなくて残念」とエースをかばった。佐藤投手コーチも「(柳田の本塁打は)ちょっと高めにいたけどね。普通の打者ならファウルになる。(則本を)責めることは出来ないでしょう」と敵軍の主砲のパワーに脱帽していた。