日本生命セ・パ交流戦 巨人3―1楽天(6日・東京ドーム)

 プロ初登板初先発だった楽天のドラフト1位・近藤弘樹投手(22)=岡山商大=が、5回途中6安打2失点で初勝利を逃した。5回途中で右ふくらはぎと太ももをつって無念の降板。パ・リーグのドラフト1位ルーキーが交流戦の巨人戦で先発デビューするのは史上初とあって「緊張していないと思ったけど、していたのかなと思う。無駄に力が入っていたかも知れない」と悔しさをにじませた。

 初回に先頭の坂本勇に中前安打を浴びると、田中俊の投犠打で、いきなり1死二塁のピンチを迎えた。ゲレーロは2ストライクと追い込んだが粘られて、フルカウントになると高めに抜けた131キロスライダーを左翼席に運ばれて2点の先制点を献上。「変化球が高かった。1軍の選手は浮いた球は逃してくれなかった」と壁の高さを実感した。

 2回以降は毎回走者を背負いながら、最速151キロの直球を軸とした強気のピッチングで点を失うことはなかった。堂々たる投球になし亜監督は「ストレートは力があるし、威力がある。魅力あるボールだった。(今後)使ってもいけそうな感じがした」と次週の中日3連戦(楽天生命)での登板も示唆した。

 佐藤投手コーチも「真っすぐでは抑えられたから、あとは変化球を練習すればなんとか戦力になると思う」と合格点を与えた。右脚の痛みを見せることもなく、しっかりとした足取りで帰路についた近藤は「変化球の精度と、クイックを盗まれていたところもあると思うので、そこを修正したい」と前を向いていた。