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楽天先発の辛島は6回1失点で今季4勝目を挙げた

 ◆楽天4―2ロッテ(5日・楽天生命パーク)

 楽天は5日、逆転でロッテ戦(楽天生命)を制し、連敗は2で止まった。先発した辛島航投手(27)は初回に1点を失ったものの、6回7安打1失点の粘投で今季4勝目。2016年9月11日の日本ハム戦以来、693日ぶりとなる本拠地での白星をつかんだ。

 状態は最悪だった。いきなり、初回先頭から3連打を浴び1点の先制を許した。「やらかしたと思った。ブルペンからやばくて、どうしたらいいか、分からなかった。取りあえず変化球こそ腕を振ろうと、それしか考えていなかった」。4番・井上を変化球で空振り三振。何とか流れを止め、最少失点で切り抜けた。

 トンネルを抜けた。自身の連敗を5で止め、チームの連敗も2でストップ。さらに、17年5月から続いていた本拠地での連敗も9で止めた。本拠地では約2年ぶりの白星となり「長かった。不思議なものですね、状態がよくても勝てないのに」と笑った。

 チームはこれで後半戦13勝4敗。自身の先発試合で2度、連勝を止めていただけに「連勝を止めていたんで、今日は連敗を止められてよかった」とうなずいた左腕。チームの勢いにも乗り、ここから白星を重ねていく。(山口 泰史)