楽天の平石洋介監督代行(38)が9日の日本ハム戦(札幌D)の試合前に、6か月の出場停止処分が科されたアマダー内野手(31)について謝罪した。この日NPBアンチ・ドーピング調査裁定委員会が同選手に対し、18年8月9日から19年2月8日まで、6か月の出場停止処分を科すと発表。「こういう結果が出たことに、プロ野球ファンの皆さんもそうですし、イーグルスファンのみなさんにも、本当に携わってくれている方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と重々しく話した。

 アマダーは6月13日の中日戦(楽天生命)において行われた競技会ドーピング検査の対象選手となり、尿検体が採取された。7月23日に分析機関より、クロルタリドンとフロセミドの検出報告があり、アマダーの検体であることを確認した。ともに利尿作用のある薬物という。

 アマダーは8月3日に1軍選手登録を抹消。8月1日には本人の希望により、B検体の再分析を行ったが、翌2日に、A検体と同じ物質が検出されたことが報告された。「(抹消の時期と)B検体の検査結果が重なったのは事実。でもその数日前からアマダーが脇腹(痛)を訴えていて、実際パフォーマンスも2、3試合落ちていたので。ドーピングの件は抹消に関係ない「のは事実です」と指揮官は説明した。

 シーズン途中に起こったまさかの事態に指揮官も困惑。「一番最初に聞いたときは何とも言えないというか、何が起こったんやというか。利尿作用ってどこで何を口にしたのか、こればかりはどの選手もドーピングがある以上は細心の注意を払ってやっていると思いますけど。これはアマダー自身しか分からないことですし、もしかしたらアマダー自身も分からないことかもしれない」と神妙な面持ちで語った。