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ティー打撃をする田中
　楽天の田中和基外野手（２４）は１０月３１日、オフのテーマにパワーアップを掲げた。今季１８本塁打を放つも、振り切る力が不足していたことを痛感。初めて本格的なウエートトレに取り組むなど、肉体改造を目指す。

　狙いは本塁打増より、２割６分５厘に終わった打率の向上だ。「とらえられないと思うと、力を抜いてゴロになることが多かった。バットの先っぽに当たるときに、振り切れないと思うから力が抜ける。振り切れたら内野の頭を越えるかもしれない」。詰まっても先でも、しっかり押し込めるパワーを求めていく。

　９日に開幕する日米野球の侍ジャパンにも選出。「ここまでやってきたことを、試合の中で１回試せる」と心待ちにしている。この日は楽天生命パークでの全体練習に参加し、フリー打撃で快音を連発。上位チームより一足早く秋季練習に突入した成果を、メジャー相手の実戦で証明する。（山口　泰史）
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