10月に楽天を自由契約となった下妻貴寛捕手(24)が15日、楽天と育成で再契約し、150万円ダウンの550万円でサインした。

 酒田南高からドラフト4位で楽天に入団した下妻。17年には初安打を放つなど、順調に成長を見せていた。今季も2月の練習試合では本塁打を放つなど、順調に滑り出したが、故障もあってイースタンの出場も2試合に終わり、1軍昇格は1度もなかった。

 捕手では年下の堀内や石原がシーズン終盤に1軍に昇格して存在感を示し、岡島も来季からは捕手に再転向。ドラフト2位で大商大・太田も加入するなど、争いは激化する。育成からの逆襲へ「今年は、勝負の年でしたが、悔しい年になりました。それでも、リハビリをして強い自分になれたと思いますので、(来年)2月1日のキャンプインからスタートダッシュを決めて頑張ります」と話した。