10月に楽天を自由契約となった野元浩輝投手(20)が16日、楽天と育成で再契約し、現状維持の500万円でサインした。

 16年のドラフト7位で佐世保工高から楽天に入団した右腕の野元。3年夏は長崎大会3回戦敗退と不完全燃焼に終わるなど甲子園出場はなかったが、最速146キロの好素材とあって将来性を買われて入団した。だが、故障などもあって2年間でイースタンでの登板すらなかった。

 来季からは育成でトレーニングを積み、支配下を狙う。まだ20歳と若い野元は「納得のいかない、辛いシーズンでした。それでも、美馬さんや釜田さんといった1軍で活躍する方々にいろいろと教わることができ、成長することができたと思います。来年の2月1日にはしっかりアピールをして、早く支配下選手になれるように頑張ります」と話した。