10月に楽天を自由契約となった吉持亮汰内野手(25)が16日、楽天と育成で再契約し、700万円ダウンの500万円でサインした。

 15年のドラフト2位で楽天入りした吉持。50メートル5秒6、右打者ながら一塁到達4・1秒の俊足を武器に大商大からプロ入りしたが、度重なるケガに泣かされた。1軍では1年目の16年に21試合出場したのみで、その後2年間は1度も昇格することは出来なかった。特に今季は3月23日のイースタン・リーグ初戦・西武戦(西武第二)の守備で故障。シーズン中に復帰出来ず、わずか1打席に立っただけだった。

 広陵高では日本ハム・上原、大商大では広島・岡田と同学年。楽天にも茂木(ドラフト3位)とともに入団したが、チームの中心となったライバルを横目に大きな差をつけられて、来季は育成選手から出発することになった。

 悔しさをぶつける来季へ向けて「チャンスをいただいておきながら、今年も怪我をしてしまい、迷惑をかけてしまいました。来年は、どん底から這い上がる自分が今から楽しみですし、結果をしっかり残したいです」と意気込んだ。