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契約更改後の会見でクリスマスグッズを手に笑顔の岸

  楽天・岸孝之投手(33)が26日、2009~16年に8年間、西武でチームメートだった浅村栄斗内野手(28)の実力に太鼓判を押した。最下位からの巻き返しに向けてチームを再建中の楽天。岸は「あれだけ打つ選手ですから。守備も安定していますしすごく心強いです」と力強く言い切った。

 岸は「すごくおとなしい性格ではあるけど、ものすごく熱い気持ちを持ったやつ」と言う。野手では茂木、田中、オコエら素質ある有望株が多いだけに「すごくいい手本になる選手だと思う。いろんな面で若い選手のお手本になるかなと思う」とチームの大きな力になることを証言した。

 もちろん自身の成長も忘れない。この日は仙台市内で契約更改を行い、4年契約の2年目を終えて現状維持の3億円でサインした。今季はチーム最多11勝を挙げ、最優秀防御率とゴールデン・グラブ賞を初受賞するなど孤軍奮闘。「波も激しくなく安定した1年間だった。こういうシーズンを常に送りたいなと思う」と決意を新たにした。

 今月は侍ジャパンに最年長選出され、日米野球に出場。若手からの刺激を受け「チャンスがあればとは思っている。若い子たちに負けないように頑張っていこうと思っている」と控えめながらも東京五輪も視野に入れていた。(安藤 宏太)