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最優秀新人賞に選ばれた東克樹(左)と田中和基(カメラ・矢口 亨
 ◆NPB AWARDS 2018 supported by リポビタンD(27日・グランドプリンスホテル新高輪)

 楽天・田中和基外野手(24)が、パ・リーグの新人王を受賞した。

 セ・リーグ新人王のDeNA・東とともに会見をした田中は「正直自分が取れるとは思っていなかったので素直にうれしいです」と笑顔を見せた。楽天で新人王は田中将大、則本昂大の両右腕に続いて3人目で野手では初めて。「素直にうれしく思っていて、2人とも、日本を代表する投手なので、その2人に続けるように、僕も日本を代表するような野手になりたいなという気持ちです」と喜びを口にした。

 激戦だった新人王争いを制した。今季のパ・リーグは田中を筆頭に、54登板で32ホールドのオリックス・山本由伸投手(20)、リーグ最多登板(72登板)のソフトバンク・加治屋蓮投手(27)、全143試合に出場したロッテ・藤岡裕大内野手(25)、高卒の怪物新人日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)ら近年まれに見るハイレベルな戦いだった。その中でも2位の山本に42票差を着けて頂点に立った。

 立大からドラフト3位で入団し、1年目だった昨季は59打席で規定(60打席)ギリギリで新人王の資格を今季に残した田中。開幕直後に2軍落ちを経験したが、5月初め頃に池山2軍監督からノーステップ打法を勧められたことで、一気にブレイク。5月下旬から中堅の定位置をつかみ、「1番・中堅」に定着すると、105試合に出場し、18本塁打45打点、21盗塁で打率2割6分5厘と躍動した。

 チームの中心選手としての飛躍が期待される来季へ向けて「今年このような素晴らしい新人王という賞を取れたので、来年僕の姿は注目されるものだと思う。この賞を頂いたことに恥じない活躍が出来るようにしたい」と気を引き締め直していた。

 【得票結果】

 楽天・田中 112票

 オリックス・山本 70票

 ソフトバンク 加治屋 45票

 ロッテ・藤岡 17票

 日本ハム・清宮 2票

 西武・今井 1票

 ソフトバンク・グラシアル 1票

 オリックス・田嶋 1票

 ※該当者なし 9票

 ◆田中 和基(たなか・かずき) 1994年8月8日、福岡市生まれ。24歳。高取小1年から軟式で野球を始め、高取中まで投手。西南学院高では捕手で高校通算18本塁打。立大に進学し、1年夏に外野手転向。2年秋からベンチ入りし、東京六大学通算9本塁打、16盗塁をマークした。17年は51試合で1本塁打2打点、打率1割1分1厘。181センチ、75キロ。右投両打。年俸1300万円。背番号25。