狗鷲タイムス

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    25田中和基

    日本生命セ・パ交流戦 広島7―0楽天(8日・マツダスタジアム)


     楽天・田中和基外野手(23)が、11試合連続となるヒットを初回に放った。

     「3番・中堅」で先発した田中は、初回の1死二塁で大瀬良の外角のフォークを左前安打とした。規定打席には届いていないものの、打率は3割2分7厘。最下位に沈むチームの中で孤軍奮闘している2年目の成長株は「今日は茂木さんが出て、藤田さんが送って理想的な形で回してもらったので、気負うことなく打席には入れた。相手(大瀬良)がいいピッチャーだから開き直れたこともあると思う」と冷静に分析していた。

    左右どちらでも本塁打が打てるパンチ力が魅力

     走攻守の三拍子が揃う「5ツール・プレーヤー」になりうる可能性を秘めた逸材が、ついにその本領を発揮しつつある。楽天の田中和基外野手が好調で、「3番・中堅」として抜群の存在感を見せている。担当スカウトだった沖原佳典氏が「強肩、俊足、そしてなによりスイッチヒッターで右でも左でもホームランが打てることが彼の最大の魅力です」と語った高い素質をいよいよ開花させつつある田中は、勢いそのままに主力選手の座へと定着を果たすことができるだろうか。

    【動画】抜群の身体能力でチームを救った! センター後方の難しい打球を楽天・田中和基がスーパーキャッチ!

     西南学院高校、立教大学を経て2016年のドラフト3位で楽天から指名を受けてプロ入りした田中は、俊足と強肩を武器にルーキーイヤーから代走・守備要員として1軍で出場機会を得る。この年のハイライトとなったのは5月20日の千葉ロッテ戦。スタメン出場を果たしてプロ初安打を記録しただけでなく、延長12回に決勝2ランを放ってチームを勝利に導き、1年目から確かなインパクトを残してみせた。

     さらなる活躍が期待された今季は開幕1軍入りを果たしたものの、4打数無安打と結果を残せず4月5日に2軍降格となってしまう。しかし、5月下旬に1軍に再昇格してからは打撃面で長足の進歩がみられ、スタメンとして継続的に出場機会を確保。5月24日からの9試合中8試合でヒットを放ち、守備でも6月1日の試合で大飛球を見事につかんで併殺を完成させるなど存在感を発揮。攻守にわたる活躍によって自らの価値を証明し、中堅手のレギュラー定着に向けて突き進んでいる。

     5日の巨人戦では「1番・中堅」で4打数2安打の活躍を見せ5月26日から8試合連続安打を継続。それだけでなく、5月26日から6月1日にかけては5試合で4本塁打を放って長打力も証明。打順も当初は9番だったが、この大活躍を受けてクリーンアップの一角である3番を任されるように。徐々に周囲からの信頼も高まっていることをうかがわせており、一気にチームの主軸へと駆け上がっていきそうな勢いすら感じさせる。

    【楽天の未来を担う“5ツール・プレーヤー” 田中和基の勢いが止まらない】の続きを読む

    <ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

     プロ2年目の楽天田中がブレークしている。3日時点で打率3割1分7厘、9打点をマーク。7試合連続で安打を記録するなど好調を維持する。ここ7戦で4発。181センチ、75キロと細身の体形ながら、持ち前のパンチ力を見せつけている。梨田監督は「もともと、彼はポテンシャルが高い選手だと思っている。ずっと期待していて、ずっとその期待を裏切られてきた」と独特な言い回しで、スイッチヒッターの田中の能力を評価している。


     ルーキーイヤーの昨季は51試合で、打率1割1分1厘、1本塁打、2打点だった。50メートル5秒台の俊足に加えて、チーム一の強肩が首脳陣の評価だった。田中は「それでは試合に出られない。打撃でアピールしないと、足が速いのはオコエもいるし、1発もある岩見も入ってきた」と危機感を募らせてきた。

     そこで春季キャンプから、打撃改造に取り組んできた。「まずは、バットに当てることから。少し寝かせて、より当てやすくするように」と地道に改善してきた。島内、オコエが故障中の状況で好調な打撃を買われて「3番」を任されるまでに成長した。楽天の田中と言えば、マー君ことヤンキース田中。強肩強打の外野手として、名前をさらに知らしめたい。【楽天担当 栗田尚樹】

    日本生命セ・パ交流戦 楽天2―3ヤクルト(2日・楽天生命パーク)

     楽天は2日、ヤクルトとの接戦を落とし、今季4度目の4連敗。借金は今季ワーストに並ぶ「16」となった。3試合連続で「3番・中堅」でスタメン出場した田中和基外野手(23)は、5回に、一時は同点となる左中間2点適時二塁打。6試合連続打点を挙げたが、勝利には結びつかなかった。

     高めにきた直球を、やや強引に叩いた。鋭いライナーが左中間で弾む。5回2死二、三塁、ヤクルト先発・由規の直球をとらえる同点の左中間2点二塁打。「前の球の見送り方で、スライダーを待っているのがバレたと思った。真っすぐならボール球でも振ろうと思っていました」と振り返った。

     自身の好調が、チームの結果に結びつかない。この日で6試合連続打点だが、その間のチーム成績は1勝5敗。「打点を挙げても、勝てない試合が続いている。もう一つ前で打っていれば、チームの流れも変わるんじゃないかと」。3回2死満塁の好機で、三飛に倒れた場面を悔やんだ。

     梨田昌孝監督(64)も「その前の満塁のところで、打ってくれたらよかった」。高い要求は期待の裏返し。自らのポジションを確立するためにも、重い責任を果たしていく。(山口 泰史)

    日本生命セ・パ交流戦:楽天2-5ヤクルト>◇1日◇楽天生命パーク

     3連敗となった楽天の中で、2年目の田中和基外野手(23)が輝きをみせた。2戦連続「3番中堅」でスタメン出場。8回にここ5試合で4本目となる今季4号ホームランを放った。

    【写真】谷内の中飛を好捕する田中和基

     ヤクルト秋吉が投じた130キロのチェンジアップをフルスイング。左翼席へ運んだ。試合後は「ちょっとこすったんですけど入るかなと思いました。僕はライトに引っ張れないので、甘い球が来たら長打を打てるコースはレフトしかない。甘い球が来たので打てるところに打てたのかなと思います」と振り返った。

     また田中は守備でも光った。9回に谷内の大飛球をフェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。二塁銀次が中継して一塁へ送り、併殺も決めた。「いつもだったらがむしゃらに追ってフェンスの位置とか確認できないんですけど、今日は冷静にフェンスの位置も確認できたし、捕った後も走者の位置を確認できた。1人でファーストまで投げようと思ったんですけど、(一塁の)内田が走者についていってて一塁ががら空きで、たまたま銀次さんが良いところにいてくれて良かったと思いました」と話した。

     田中は今季好調な理由について「去年みたいに代走と守備固めで出るのはすごいプレッシャーがある。走塁ミスも守備でミスもできないから。今は打撃も少しは評価されているので、取り返せるチャンスがある。そういう心の余裕がある」と説明した。

    【楽天2年目田中和基5戦4発&好捕 今季好調なワケ】の続きを読む

     5月23日に再登録後、楽天の田中和基が存在感を見せている。

     オープン戦で打率.333をマークし開幕一軍の切符を掴んだ田中だが、4試合に出場して4打数0安打に終わり、4月5日に一軍登録を抹消された。

     1カ月半の二軍生活を経て、5月23日に再び一軍の舞台に帰ってきた。再昇格後は、5月24日のオリックス戦で2安打1打点の活躍を見せると、26日と27日のソフトバンク戦で2試合連続本塁打を放つなど、打率.381、2本塁打、5打点の成績を残す。

     好調の要因のひとつに、池山隆寛二軍監督のアドバイスで変更した“ノーステップ打法”が挙げられる。田中本人は「打てなかったので(笑)。それで(ノーステップ打法に)変えました」と明かす。ノーステップ打法にしてからは「タイミングが合わせやすくなりました」と、早速その効果が表れている。

    「二軍に落ちた時に今まで積み重ねてきたことを全てを忘れて、目の前のことだけやってみようという考えになりました。今は思い切っていろいろなことをやってみようかなと思っています」と話す田中。

     わずか10試合の出場ながらチーム3位の4盗塁をマークする俊足に加え、“ノーステップ打法”で向上した打撃力を維持できれば、レギュラーを掴む日もそう遠くはないはずだ。

    <ソフトバンク4-8楽天>◇27日◇ヤフオクドーム

     福岡市出身の楽天田中和基外野手(23)が、2戦連発となる2号2ランを放った。3点リードの8回2死三塁、前日26日と同じく左打席から左翼へアーチを掛けた。球場に両親や友人が駆けつける中、「みんなホークスファンなんですけど、今日ぐらいは自分のことを応援してくれたのかな」と笑い、「僕も昔はホークスファン。小久保さんが好きでした」と告白した。

     もう1人の憧れの人の前で打った。宝物がある。昨季の途中に知人を介して、ソフトバンク柳田のバットを譲り受けた。「本当にうれしかったですね。貴重です。大事過ぎて使えません」とバットケースにしのばせている。「いつか、自分もあんな結果を出せるようになったら、使ってみたいですけど今はまだ早い」とバットを眺め、その日を空想してきた。

     開幕1軍で2年目のシーズンを迎えたが、1週間も経過せずに2軍落ち。2軍でも打率1割台と苦しみ、ノーステップ打法に取り組んだ。「池山2軍監督から『大谷もノーステップで打ってるから大丈夫』と言われて」。高く足を上げるフォームから変更し感触を得た。2年目で初の1試合3安打、ここ4試合では計7安打。梨田監督も「出場機会は当然増える」と今後の活躍を期待した。

     最下位に沈む楽天では外野手の島内、オコエが故障で2軍調整中。固定しきれなかった中堅のレギュラーに両打ちの田中が名乗りを上げた。「回ってきたチャンスをモノにしないと。自分のいる意味がない」と、1日でも早く憧れの人に近づいてみせる。【栗田尚樹】

     ◆田中和基(たなか・かずき)1994年(平6)8月8日、福岡県生まれ。西南学院から立大に進み、2年秋からベンチ入り。リーグ戦通算9本塁打。16年ドラフト3位で楽天入団。昨季は51試合で打率1割1分1厘、1本塁打、2打点、7盗塁。181センチ、75キロ。右投げ両打ち。今季推定年俸1300万円。

     ◆主な西南学院高卒業生(順不同)松重豊(俳優)陣内孝則(俳優、歌手)杉真理(ミュージシャン)鈴木浩介(俳優)井上公造(芸能リポーター)宮司愛海(アナウンサー)

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