<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

 プロ2年目の楽天田中がブレークしている。3日時点で打率3割1分7厘、9打点をマーク。7試合連続で安打を記録するなど好調を維持する。ここ7戦で4発。181センチ、75キロと細身の体形ながら、持ち前のパンチ力を見せつけている。梨田監督は「もともと、彼はポテンシャルが高い選手だと思っている。ずっと期待していて、ずっとその期待を裏切られてきた」と独特な言い回しで、スイッチヒッターの田中の能力を評価している。


 ルーキーイヤーの昨季は51試合で、打率1割1分1厘、1本塁打、2打点だった。50メートル5秒台の俊足に加えて、チーム一の強肩が首脳陣の評価だった。田中は「それでは試合に出られない。打撃でアピールしないと、足が速いのはオコエもいるし、1発もある岩見も入ってきた」と危機感を募らせてきた。

 そこで春季キャンプから、打撃改造に取り組んできた。「まずは、バットに当てることから。少し寝かせて、より当てやすくするように」と地道に改善してきた。島内、オコエが故障中の状況で好調な打撃を買われて「3番」を任されるまでに成長した。楽天の田中と言えば、マー君ことヤンキース田中。強肩強打の外野手として、名前をさらに知らしめたい。【楽天担当 栗田尚樹】