5/11(金) 11:05配信

週刊ベースボールONLINE

長いプロ野球の歴史の中で、数えきれない伝説が紡がれた。その一つひとつが、野球という国民的スポーツの面白さを倍増させたのは間違いない。野球ファンを“仰天”させた伝説。その数々を紹介していこう。

女性ファンから絶大な人気

 甘いマスク、ややたれ目で優しそうな雰囲気が女性ファンから絶大な人気を誇った近鉄の捕手・梨田昌孝(現楽天監督)。バレンタインになると、いつも梨田のチョコの数が12球団一という時期がかなり長くあった。

 ただし、これは必ずしも実力からだけではないようだ。梨田自身がカラクリを明かしてくれたところでは、近鉄百貨店で毎年、「近鉄の選手にチョコを贈ろう」というキャンペーンをしていたから、近鉄の選手は他球団より多かったのだという。

 でも、それを言ったら阪急、西武もデパートがあるし、ロッテなんてチョコメーカー。やはり梨田人気は侮れない。

 ただ、近鉄のモテ男がずっと梨田だったというのは、全国的に露出の少ないパ・リーグの関西球団では、新しいスターが生まれにくかったということもある。ちなみに抜かれたのは大石大二郎に、だった。

【近鉄・梨田昌孝がいつも12球団一、チョコをもらっていたワケは/プロ野球仰天伝説139】の続きを読む