右肘のクリーニング手術を受けて戦列を離れている楽天・則本昂大投手（２８）が、９日のオリックス戦（楽天生命パーク）で１軍復帰登板を果たすことが３０日、分かった。

　則本昂は右前腕の腫れのため２月２３日の巨人とのオープン戦（那覇）の登板を回避し、３月１１日に手術を受けた。全治４カ月と診断され、球宴明けの７月中旬の１軍復帰が有力視されていたが、前半戦での復帰が可能となった。

　４月２７日にキャッチボールを再開。徹底的な走り込みなど下半身強化にも努め、体重は約６キロ減り、８０キロ台前半になったという。６月２０日のイースタン・リーグ、巨人戦（楽天生命パーク）で今季初登板を果たし、翌２１日に「思ったより（患部の）張りはない。一発目の登板としては悪くなかった」と手応えを口にしていた。

　ここまで２試合に登板。２日の同リーグ、ヤクルト戦（仙台市泉）の登板後に問題がなければ、今季初めての１軍のマウンドに立つ。