潜在能力を発揮できるか
それでも、片りんをのぞかせた1年ではあった。186センチ、96キロと恵まれた体格から投げ込む直球は威力十分。「チームに貢献できなかったので、先発でも中継ぎでも、来季はチームの勝利に貢献したい。1年目はお試しで上げてもらった部分もあったと思う。2年目は実力で貢献できるように頑張りたい」と思いを語った。
大きな経験もしてきた。10月にコロンビアで行われた「U-23ワールドカップ」に出場。決勝でも先発して8回無失点と好投するなど、日本の準優勝に貢献した。「国際大会は初めてで、決勝でも投げることになってプレッシャーはありました。でも、自信になりましたね」。直球に加え、フォークにも手応えがあった。来季へつながる侍デビューだった。
秋季キャンプでは、体力強化と並行してフォームの見直しも行っている。「1年間戦える体をつくることと、フォームの見直し。マイナーチェンジというか、開きが早いので、そこを修正して安定させたい」。今年1月に亡くなった星野副会長、最後のドラフト1位。大きな期待に応えるためにも、2年目を飛躍のシーズンにする。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181126-00000008-baseballo-base