1: 風吹けば狗鷲 2019/02/18(月) 15:19:18.35 ID:PXO5EPwBd
<名取市>新鉄軌道導入へ調査 仙台市地下鉄の南進を念頭
2019年02月15日 金曜日
宮城県名取市は2019年度、仙台市地下鉄南北線の南進を含めた新たな都市交通システムの導入可能性を探る調査事業に乗り出す方針を固めた。地下鉄南進は16年の市長選で初当選した山田司郎市長が掲げた公約の一つで、新しい鉄軌道のモデルルートや乗降客数、整備費などを検討し、19年度内に結果を公表する。
モデルルートなどに加え、(1)地下鉄か地上路線か、高架化かといった構造(2)実現に向けたまちづくりの在り方(3)輸送力-など多岐にわたって調べ、運行事業が成り立つのかどうかを検討する。19年度の早い段階でコンサルタントに調査を委託する。
山田市長は当選直後、地下鉄南進を巡って「名取市の西北部団地は生活圏が仙台市に入り込んでいる。交通の利便性を確保しなければならない」などと発言。地下鉄富沢駅からゆりが丘や那智が丘地区などへのルートを念頭に置いた考えを示している。調査事業では西北部団地へのルートも含め、さまざまな可能性を洗い出す。
名取市は仙台市と意見交換した上で、今回の調査事業に着手することを決めた。調査期間は半年程度を見込む。結果を踏まえ、地下鉄の事業主体である仙台市に働き掛けるのか、名取市単独でできることがあるのかを判断するとみられる。
山田市長は16年7月の市長選で地下鉄南進や仙台空港アクセス鉄道のJR常磐線接続を訴え初当選した。
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201902/20190215_11018.html
2: 風吹けば狗鷲 2019/02/18(月) 15:19:39.96 ID:PXO5EPwBd
<新市新時代へ 富谷市長選20日告示>公共交通の改善が急務
(上)脱マイカー依存
任期満了に伴う富谷市長選(20日告示、27日投開票)が目前に迫った。旧富谷町の人口増に伴い、単独で市制施行して2年3カ月。成長著しい自治体と注目される一方、都市基盤の確立はこれからだ。市が目指す「住みたくなるまち日本一」には、何が求められるのか。新時代に臨む新市の課題を探った。(富谷支局・藤田和彦)
◇
「泉中央(仙台市泉区)とのアクセス改善を急いでほしい」
「高齢化に備え、公共交通の充実を」
富谷市が2018年10月、市内4地区で開いた市政懇談会。複数の地区で、住民から交通の利便性向上を求める声が上がった。
<鉄道網がない>
富谷市は同じ仙台都市圏の塩釜、多賀城、名取、岩沼各市と異なり、鉄道網がない。バスで生活の足を担うが、主体はマイカー。朝夕のラッシュ時は国道4号など幹線道路で渋滞が慢性化し「いつまで車を運転できるのか」と高齢者の間に不安が広がる。
「本格的な高齢化が訪れた際には、住みづらいまちへと変貌してしまう懸念がある」。市が18年12月に示した公共交通グランドデザイン案は、現状への危機感をこう率直に示した。
案は打開策として12項目の施策メニューを提示。筆頭に明記したのが、泉中央-明石台-成田-大清水の4地区を結ぶ新基幹公共交通の導入だ。
図の通り、人口が多く商業施設や医療機関などが集積する4地区を「都市拠点」と位置付けた。公共交通の背骨を通して補完する手段を組み合わせ、交通網を構築する青写真を描く。
ただ、基幹公共交通の具体案には、踏み込んでいない。
現状は白紙で、仙台市地下鉄の延長やモノレール、ライトレール(次世代型路面電車、LRT)、バス高速輸送システム(BRT)などが考えられる。
市企画部の種市優部長は「持続的な運営のためにも需要や収支の精査が不可欠。本年度内に策定するグランドデザインで公共交通の全体構想を固め、具体論に入りたい」と言う。
<バス減便 困惑>
富谷市は1970年代以降、市を縦断する国道4号の東西に住宅団地が整備され、隣接する仙台のベッドタウンとして発展した。近年は、マイカー通勤を前提とした交通体系の在り方に、限界が見え始めている。
市の高齢化率19%(18年3月現在)を大きく上回り、33%に上る富ケ丘南部地区。住民の大草俊夫さん(67)は「運転免許を返納する人が増え、泉中央と市内を結ぶ路線バスの減便に困っている人も多い」と指摘する。
18年9月に地域で初めての街バルを企画、開催した大草さん。街の活力維持に公共交通の改善が欠かせないと考え「例えば、泉中央から市内各団地に向かう乗り合いタクシーを走らせたらどうか。できることから実行していく姿勢が必要だ」と、対策のスピードアップを求める。
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190117_11020.html
(上)脱マイカー依存
任期満了に伴う富谷市長選(20日告示、27日投開票)が目前に迫った。旧富谷町の人口増に伴い、単独で市制施行して2年3カ月。成長著しい自治体と注目される一方、都市基盤の確立はこれからだ。市が目指す「住みたくなるまち日本一」には、何が求められるのか。新時代に臨む新市の課題を探った。(富谷支局・藤田和彦)
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「泉中央(仙台市泉区)とのアクセス改善を急いでほしい」
「高齢化に備え、公共交通の充実を」
富谷市が2018年10月、市内4地区で開いた市政懇談会。複数の地区で、住民から交通の利便性向上を求める声が上がった。
<鉄道網がない>
富谷市は同じ仙台都市圏の塩釜、多賀城、名取、岩沼各市と異なり、鉄道網がない。バスで生活の足を担うが、主体はマイカー。朝夕のラッシュ時は国道4号など幹線道路で渋滞が慢性化し「いつまで車を運転できるのか」と高齢者の間に不安が広がる。
「本格的な高齢化が訪れた際には、住みづらいまちへと変貌してしまう懸念がある」。市が18年12月に示した公共交通グランドデザイン案は、現状への危機感をこう率直に示した。
案は打開策として12項目の施策メニューを提示。筆頭に明記したのが、泉中央-明石台-成田-大清水の4地区を結ぶ新基幹公共交通の導入だ。
図の通り、人口が多く商業施設や医療機関などが集積する4地区を「都市拠点」と位置付けた。公共交通の背骨を通して補完する手段を組み合わせ、交通網を構築する青写真を描く。
ただ、基幹公共交通の具体案には、踏み込んでいない。
現状は白紙で、仙台市地下鉄の延長やモノレール、ライトレール(次世代型路面電車、LRT)、バス高速輸送システム(BRT)などが考えられる。
市企画部の種市優部長は「持続的な運営のためにも需要や収支の精査が不可欠。本年度内に策定するグランドデザインで公共交通の全体構想を固め、具体論に入りたい」と言う。
<バス減便 困惑>
富谷市は1970年代以降、市を縦断する国道4号の東西に住宅団地が整備され、隣接する仙台のベッドタウンとして発展した。近年は、マイカー通勤を前提とした交通体系の在り方に、限界が見え始めている。
市の高齢化率19%(18年3月現在)を大きく上回り、33%に上る富ケ丘南部地区。住民の大草俊夫さん(67)は「運転免許を返納する人が増え、泉中央と市内を結ぶ路線バスの減便に困っている人も多い」と指摘する。
18年9月に地域で初めての街バルを企画、開催した大草さん。街の活力維持に公共交通の改善が欠かせないと考え「例えば、泉中央から市内各団地に向かう乗り合いタクシーを走らせたらどうか。できることから実行していく姿勢が必要だ」と、対策のスピードアップを求める。
https://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201901/20190117_11020.html
引用元: ・仙台市の南北にある名取富谷両都市、仙台からの地下鉄導入へ調査開始