日米野球へ向け、実戦形式の練習で打者と対戦した高梨

　楽天の高梨雄平投手（２６）は４日、９日に開幕する日米野球でチェンジアップを“解禁”することを明かした。今回来日するＭＬＢオールスターの野手は左打ちが１人だけ。右打者対策として今季公式戦では１球も投げなかった新球を試す。


　投球の幅を広げるための挑戦だ。「チェンジアップを投げようと思ってます。今年は（２月の）練習試合で（阪神の）江越にホームランを打たれて、その１球だけで速攻封印したボール（笑い）。メジャーの打者がどういう反応をするか見てみたい」と話した。

　右打者対策の必要性を感じていた。今季の被打率は左打者の１割７分７厘に対し、右打者には２割６分９厘だった。この日は、日米野球に向けて打者と実戦形式で対戦。チェンジアップも試投したが「２球に１球は、というと言い過ぎ」とまだ試行錯誤の段階だ。

　２０２０年へ向けても、完成させたいボールになる。東京五輪には「母国でのオリンピックと自分がプロで投げられているタイミングが重なるのは、すごい確率だと思う」と強い意欲を示した高梨。右打者への不安を消し、侍でのポジションを確立する。（山口　泰史）

http://www.sanspo.com/smp/baseball/news/20170509/gol17050905020002-s.html
楽天・則本昂大投手（２６）が８日、投手練習（Ｋｏｂｏパーク）に参加。スプリット・フィンガード・ファストボール（ＳＳＦ）を持ち球に加えることを明かした。

　「打者がフォークボールを待つ状況がある。その時に投げれば、目線を外せるから有効になる」

３年連続のリーグ奪三振王は「手になじむまで、もう少し時間が必要になりそうです」と言いながらも、自信ありげな表情。先発予定の１０日のロッテ戦（Ｋｏｂｏパーク）で、新たな武器が威力を発揮しそうだ。