1: 風吹けば狗鷲 2016/10/17(月) 01:28:02.07 ID:6KEyEgCi0
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ダメ押し2点タイムリーをもぎ取った杉山拓海(写真左)と、佐藤令央の伏兵コンビ。中学からのチームメイトで、試合後に笑顔で2ショット
<高校野球秋季東北大会>◇15日◇2回戦◇天童市スポーツセンター野球場ほか

 仙台育英(宮城)が角館(秋田)を7-1で破り準々決勝へ駒を進めた。

 杉山賢人元楽天2軍投手コーチの息子拓海(2年)がバント安打でつなぎ、昨夏の甲子園準優勝投手・佐藤世那(現オリックス)の弟令央(れお=2年)が代打で2点三塁打を放った。2年ぶりのセンバツ出場へ向け、途中出場の「伏兵コンビ」がチームに勢いをつけた。

 「もう1点を取って、5点差にしよう。いいか、5点差だ!」6回裏。5-1でリードする仙台育英ベンチに、佐々木順一朗監督(56)の激しいゲキが響いた。「2、3差のリードがあれば安心できていたのは、ひと昔前の話。今の高校野球はいろんなことがあるので、5点差はないといけません。そういう意味でどうしても追加点が欲しかった」。

4点リードしても勝利をより確実にするために「あと1点」にこだわった育英。このあと佐々木監督は活発に選手を入れ替え、計17選手を投入した。その期待に応えたのが、杉山と、佐藤だった。

 7回表、守備固めとして右翼手で途中出場した杉山に、秋の公式戦3度目の打席が回ってきた。8回裏1死一塁。「自分はつなぎ役。必ずバントのサインが出ると思い、準備していました」。一塁線への初球送りバント。一塁手のタッチをかいくぐって、杉山は一塁内野安打をもぎ取った。この日、初観戦の父賢人さん(47)を喜ばせた。

 次の打者、佐藤も続いた。1死一、二塁から代打で出場。1年春に公式戦デビューし、今秋の県大会でエース番号を付けた投手が、直球を豪快にフルスイング。レフト前に落ちる三塁打となり、2点を追加した。
「打撃が好調だったので、攻めの気持ちで打てました!」(佐藤)。父慎一さん(48)は「兄(世那)のように投げて活躍できないもどかしさはあると思うが、今日のように打って貢献できればいい方向に気持ちが行くと思う」と安堵(あんど)した。

 杉山と佐藤は同じ仙台育英学園秀光中等教育学校の出身で、中3夏に全国制覇。同じ秀光中Vメンバーの西巻賢二主将は「地区大会でも20人が出場した試合がある。全員で勝つのが今年のチームの強み」と話し、チャンスをものにした仲間をたたえた。

 父の初観戦に、試合後「えっ、そうなんですか?」とあっけらかんとする杉山と「(兄世那は)たまにメールするけど2、3日は(返信が)返ってきません(笑)」と笑う佐藤。チームの勝利に集中する2人が、次戦も「伏兵パワー」を発揮しチームを救う。【樫本ゆき】

 ◆樫本ゆき(かしもと・ゆき)1973年(昭48)2月9日、千葉県生まれ。94年日刊スポーツ出版社入社。編集記者として雑誌「輝け甲子園の星」、「プロ野球ai」に携わり99年よりフリー。九州、関東での取材活動を経て14年秋から宮城に転居。東北の高校野球の取材を行っている。

引用元: 仙台育英に頼れる伏兵!杉山賢人氏息子と佐藤世那弟 佐藤れ

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