◇パ・リーグ 楽天2―0オリックス(2018年5月12日 京セラD)

 楽天・則本昂大投手(27)がオリックス打線を1安打に抑えて、昨年8月12日オリックス戦以来の完封勝利を挙げた。



 則本は5回に先頭の吉田正に右前打されたが、これがこの日浴びた唯一の安打。6回以降は出塁すら許さなかった。8回、先頭打者のT-岡田に82球目を投じ、2ボール2ストライクとなったところで突然、厳しい表情でベンチ裏に戻った。捕手の嶋からボールを受け取ったが、投球動作に入ることなく、マウンドでうつむいてしまった。しかし、ベンチから再びマウンドに戻り、T-岡田、安達、代打の中島を3者連続三振。9回も3者凡退に斬って取り、107球を投げて9三振を奪い、1安打完封劇を完成させた。

 8回の場面は、過呼吸になり「よくあること」と振り返った。エースの力投でチームは今季初の3連勝、上昇気流に乗り始めた。

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