（パ・リーグ、ソフトバンク３－４楽天、１０回戦、ソフトバンク６勝３敗１分、７日、ヤフオクドーム）楽天は１点を追う六回、松井稼頭央外野手（３９）が９号２ランを放ち、逆転勝ち。ベテランの一振りでチームは８連敗の後、連勝とした。

　楽天は松井稼のバットが試合を決めた。五回にサンチェス、小関の連続本塁打で１点差に詰め寄った六回、ソフトバンクの先発・武田から一死二塁のチャンス。ここで打席に立った松井稼は武田の投じた４球目、低めの変化球をすくい上げた。打球は右中間席に飛び込む逆転の２ラン。試合をひっくり返した。この１点リードをリリーフ陣が死守。最後は松井裕が一死二塁のピンチを招きながら無失点で締め逃げ切った。

　決勝打の松井稼は「打ったのはカーブ。うまく体が反応してくれました」と一打を振り返った。「ノリ（則本）が頑張っているからね。 逆転できて良かった」と、好投を続けていた後輩に５勝目をプレゼントした。