いよいよ、プロとしての一歩目を踏み出した。三島南・前田は契約交渉後、オンライン取材に対応。「所属先が決まって身が引き締まる思い。印鑑を押すのは緊張しました」と心境を明かした。球団からは「土台をしっかり作ること」と厳命され、「焦らず練習して3年以内に1軍を目標に頑張っていきます」と地に足をつけて進んで行くことを誓った。
「浅村選手の長打力、それから島内さんのミート力。特に僕はミート力がないので、細かい部分も聞きたいと思う」。バットの出し方、軌道、練習方法、食事、オフの過ごし方…。新人として先輩から学ぶべき事は山ほどある。
現在の練習メニューは下半身のウェートに重点を置いているという。「1月の新人合同自主トレに向けてしっかり体を作れたら。アピールして名前を覚えてもらえるようにしたい」とチーム内に「銀治」を浸透させる構えだ。
クリムゾンレッドのユニホームにも袖を通し、実感は増すばかり。「今までテレビで見ていたユニホーム。重みを感じました」。目指すは30発打てる中軸。浅村、島内とクリーンアップを形成する日を夢見て、バットを振り続ける。(武藤 瑞基)
三島南では3番・中堅を担い、投手も兼任。通算31本塁打。遠投105メートル、50メートル走6秒0。182センチ、98キロ。右投右打。家族は両親と姉、兄。
引用元: ・【楽天】ドラフト3位の前田銀治が目指す 浅村の長打力+島内のミート力