楽天の茂木栄五郎内野手（２２）が、１２日までに奮闘した１年目のシーズンを総括した。大学まで主に三塁手としてプレーしながら、プロ入り後にショートに挑戦。１１７試合に出場し、打率２割７分８厘、７本塁打、４０打点とレギュラーとして戦ったシーズンを、振り返った。
攻守両面での課題を口にしたドラフト３位ルーキーは、１３日からの秋季練習で再スタートを切る。

　―１年を振り返って？

　「開幕からショートをやらせてもらい、ここまで試合で使ってもらえると思っていなかった。スタメンでこれだけ使ってもらい感謝の気持ちです」

　―レギュラーで１年戦ってみて？

　「ふがいなかったけど、使ってもらい感謝しています。想像以上に大変でした。ショートはただ守って打ってでなく、周りを見て状況に応じたプレーが必要。
１軍でショートで出ている人と比べ、まだまだ。２年、３年かかってもいいので１軍のショートというレベルに持っていけたら」

　―まだまだと感じるところは？

　「基本的なこと。捕って投げるまでがサードと違い一発で投げないと、足の速い選手はセーフになる。もう少し守備範囲を広くしてヒットの打球もアウトにできるよう、速さ、正確性を見つめ直し精度を上げたい」

　―打撃面では？

　「１年目という目で見てくださる方が多い。ただ、試合に出させてもらう中、もう少しいい結果を残したかった」

　―率と長打で悩んだ？

　「打てない時期が５月前半まであった。振っていって三振というのもあり、結果が出ない中、試合に出ないといけない。
チームのためを考えると、強く振ることはチームのためなのかと、率を残さないといけないと考えたが、打席の中で振れるのが僕の魅力。振っていく中で合わせたいし、ミートできるようになりたい。一発を狙っていいところは狙うし、ヒットが欲しいところはヒットを狙う」

　―求める理想像は？

　「打つ守る走る、全ての面で１軍レベル。走攻守で一流になれるよう高い意識を持ってやっていく。これだけ使ってもらい満足な結果ではない。次につなげていかないといけない」

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